第3部 その他の一般諾行事 第7節 敬老会 (老人を敬い慰めるため、年に一度ぐらい、教会で老人のための集会を持つのはよい風習である。) 開会祈祷 賛美 聖歌 292「きょうまでまもられ」 聖書 詩篇71篇1-20節 1 主よ。私はあなたに身を避けています。私が決して恥を見ないようにしてください。 2 あなたの義によって、私を救い出し、私を助け出してください。あなたの耳を私に傾け、私をお救いください。 3 私の住まいの岩となり、強いとりでとなって、私を救ってください。あなたこそ私の巌、私のとりでです。 4 わが神よ。私を悪者の手から助け出してください。不正をする者や残虐な者の手からも。 5 神なる主よ。あなたは、私の若いころからの私の望み、私の信頼の的です。 6 私は生まれたときから、あなたにいだかれています。あなたは私を母の胎から取り上げた方。私はいつもあなたを賛美しています。 7 私は多くの人にとっては奇蹟と思われました。あなたが、私の力強い避け所だからです。 8 私の口には一日中、あなたの賛美と、あなたの光栄が満ちています。 9 年老いた時も、私を見放さないでください。私の力の衰え果てたとき、私を見捨てないでください。 10 私の敵が私のことを話し合い、私のいのちをっけねらう者どもが共にたくらんでいるからです。 11 彼らはこう言っています。「神は彼を見捨てたのだ。追いかけて、彼を捕えよ。救い出す者はいないから。」 12 神よ。私から遠く離れないでください。わが神よ。急いで私を助けてください。 13 私をなじる者どもが恥を見、消えうせますように。私を痛めつけようとする者どもが、そしりと侮辱で、おおわれますように。 14 しかし、私自身は絶えずあなたを待ち望み、いよいよ切に、あなたを賛美しましょう。 15 私の口は一日中、あなたの義と、あなたの救いを語り告げましょう。私は、その全部を知ってはおりませんが。 16 神なる主よ。私は、あなたの大能のわざを携えて行き、あなたの義を、ただあなただけを心に留めましょう。 17 神よ。あなたは、私の若いころから、私を教えてくださいました。私は今もなお、あなたの奇しいわざを告げ知らせています。 18 年老いて、しらがになっていても、神よ、私を捨てないでください。私はなおも、あなたの力を次の世代に、あなたの大能のわざを、後に来るすべての者に告げ知らせます。 19 神よ。あなたの義は天にまで届きます。あなたは大いなることをなさいました。神よ。だれが、あなたと比べられましょうか。 20 あなたは私を多くの苦しみと悩みとに、会わせなさいましたが、私を再び生き返らせ、地の深みから、再び私を引き上げてくださいます。 詩篇92篇12-15節 12 正しい者は、なつめやしの木のように栄え、レバノンの杉のように育ちます。 13 彼らは、主の家に植えられ、私たちの神の大庭で栄えます。 14 彼らは年老いてもなお、実を実らせ、みずみずしく、おい茂っていましょう。 15 こうして彼らは、主の正しいことを告げましょう。主は、わが岩。主には不正がありません。 テモテヘの手紙第一、5章1-4節 年寄りをしかってはいけません。むしろ、父親に対するように勧めなさい。若い人たちには兄弟に対するように、年とった婦人たちには母親に対するように、若い女たちには真に混じりけのない心で姉妹に対するように勧めなさい。やもめの中でもほんとうのやもめを敬いなさい。しかし、もし、やもめに子どもか孫かがいるなら、まずこれらの者に、自分の家の者に敬愛を示し、親の恩に報いる習慣をつけさせなさい。それが神に喜ばれることです。 祈祷 永遠から永遠に生きたもういのちの源なる神よ、あなたは私たちにいのちを与えて、これを保ち守り、今日まで至らせてくださいました。私たちの友人、知人のうち、すでにこの世を去られた者が多くある中で、特別なご恩寵をこうむり、このように健やかにおることのできますことは、ただ神の御旨によることと信じ、深く感謝して御名をあがめます。 私たちが今日まで受けた数々の恵みを顧みる時、ただただ感謝あるのみです。病はいやされ、さまざまな危険から守られましたことを、使徒パウロの「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています」とのみことばを思いつつ、御名をあがめて賛美いたします。 私たちが御恵みによってますます健やかにされ、いのちのあるかぎり神に従って信仰の道を全うすることができますように。私たちを神の宮に植えられたオリーブの木のように、神の大庭に栄えさせ、年老いてなお豊かな実を結ぶ者とさせてください。かくして主の愛と義を世の人にあかしすることを得させてください。 今から後、みもとに召されるその日まで、愛の御手をもって私たちを守り導いてください。主の再臨を慕いつつ信仰のよき戦いをなし、生きた希望に満ちて主の花嫁としての装いを全うさせてください。かくして、どのような時にも、御前に潔く立つことを得させてください。私たちの主イエス・キリストの御名によってお願いいたします。 アーメン。 感話(本人のあかし) 勧告(コリント人への手紙第二、4章16-18節等を用いるのもよい。) 賛美 聖歌 538「うたがいうれいに」 同 472「人生の海のあらしに」 祈祷 主の祈り